感染予防
コンドームの着用である程度予防することができるが100%ではなく、口から口へという場合などが考えられる。一番の予防法は不特定多数との性行為の自粛である。
感染による妊娠への影響
性器クラミジア感染症は自覚症状がほとんどないため、気付かずに放置しやすく、この為、数ヶ月後下腹部の激痛→病院でクラミジアによる腹膜炎と診断→飲み薬2週間→治るという具合です。
しかし、初期に気がつかず治療を放置すると、中には腹膜炎まで放っておくことにもなりません。すると、色んな臓器が癒着したり、卵管が完全に詰まって精子が通れなくなり不妊なったりします。
なぜ不妊になるのかという、メカニズムについて少々。
女性器は、入口に膣があり、卵管があり、そして子宮に連なります。健康な卵管には線毛というヒダヒダがあり、これが受精卵を子宮へと送り込む働きをします。
ところが、クラミジアにかかり重症化すると、この線毛が冒されて殆どなくなってしまったり、卵管の中が狭くなったりします。すると、健康な卵管のように受精卵を子宮に送り届け難くなくなってしまいます。
この為、極めて妊娠しにくくなってしまうというわけです。また、運良く妊娠することができたとしても、場合によっては受精卵は卵管に付着してしまい、いわゆる子宮外妊娠ということになり易くなってしまいます。
クラミジアになれば必ず不妊になりわけではありません。不妊の原因は様々で、原因不明と診断される方もいます。子宮外妊娠という悲しい事態になる可能性があがるのは事実です。
妊娠を望まれているなら、自分が話やすく、信頼できる医師を見付け、すべてを聞いてもらった上で、検査なり治療なり進めていかれてはどうでしょうか?
子宮外妊娠
受精卵が、子宮内腔以外の場所に着床して発育することを子宮外妊娠と言います。
全妊娠に対して子宮外妊娠の占める割合は、およそ1%程度であるとされ、発生頻度としては流産の約10分程度です。初産時に比べて経産に多く、子宮外妊娠の約8割経産婦で、特に1回経産婦が最も多いという特徴があります。
子宮外妊娠は、受精卵が着床する部位によって
1)卵管妊娠 tubal pregnancy
2)卵巣妊娠 ovarian pregnancy
3)腹腔(腹膜)妊娠 abdominal pregnancy
の3つに分類されますが、殆どが卵管妊娠で他のケースは極めて希です。
卵管で妊娠した場合には、この場所でいつまでも発育し続けることはできません。いずれ限界に達し、その場所で流産し始まるか、卵管が破裂することになります。
それに伴う症状として、卵管流産の場合には腹痛と不正出血が、卵管破裂の場合は腹腔内への出血量に応じた症状が現れることになります。少ない場合は、卵管流産と同様の症状で、多くなるほど腹痛が激烈なものとなり、酷ければショック状態に陥ることにもなりかねません。
特に卵管破裂の場合は、数時間の間に腹腔内へ2000〜3000mlもの大量出血を来すこともあり、輸血を必要とすることもしばしばです。対処を誤れば、死に至る可能性もあります。
流産や卵管破裂の時期が気になりますが、妊娠週数と卵管流産・卵管破裂が起こる時期との間には相関関係はありません。早い時期に破裂に至る場合もあれば、4ヶ月以降まで流産の徴候もないまま発育する場合もあり、一概には言えないようです。